さび、刃こぼれなし。鎬造。庵棟。小糠肌。直刃に足入る。中切先。生茎。栗尻。銅ハバキ。黒塗ツヤ鞘。丸形鉄ツバ。「肥前国住近江大掾藤原忠廣」。
つば、鞘ともに、手の込んだ、芸術品です。
この短刀は、刃に錆や刃こぼれがなく、状態が非常に良好である。平造りで、板目肌が細かく詰み、浅い互の目乱れが上品な美しさを醸し出している。切先は大切先、生茎で栗尻の形状を持つ。銀着せの祐乗ハバキが用いられ、品格を感じさせる。拵は変わり合口造りで、鞘の1/3が朱刻み、2/3が黒刻みとなっており、斬新な意匠が目を引く。特に縁金と鯉口が組み合わさることで、まるで鍔のような形状を見せる点は極めて珍しく、工芸的価値が高い。鍔や鞘には手の込んだ装飾が施されており、どちらも刀装具としてのみならず、芸術品としての趣も備えている。この短刀は、実用と美術が融合した逸品であり、所有する喜びと鑑賞する楽しみを併せ持つ、極めて稀少な存在といえる。400字
拵えもほとんど、欠点なく、得難い軍刀です。
高肉彫とは、文様を高く浮き上がらす技法です。刀身はきれいで、拵えは、豪華な太刀風です。
こんなに、いい刀が、41万円とは、お買い得です。
ほぼ、欠点がなく、銘は、ニセモノでなし。日刀保が保証しています。
1 7振り、脇差 11振り、計18振り入荷。
2 珍品はなかった。
3 20万円以下の脇差、30万円以下の刀が、多く入った。直ぐにうれるでしょう。
4 当社のカタログの表紙を飾る様な、高価な刀が、入らず残念です。
刀7振、脇差11振の計18振が入荷しました。今回は特に珍品と呼べるものは見受けられませんでしたが、20万円以下の脇差や30万円以下の刀が多数含まれており、早期に売れることが期待されます。ただし、当社カタログの表紙を飾るような高価な刀の入荷がなかったのは残念です。
備州長船助次作の日本刀。刀身長77.5cmと長寸で希少。刃文は湾れに互の目交じり、地鉄は板目肌が流れ、美観に優れる。茎は生ぶで栗尻、三ツ頭の鑢目も鮮明に残る。保存状態も良好で、錆や刃こぼれは見られない。拵えは銅ハバキ、茶塗ツヤ鞘、六角形の鉄鍔を備え、下緒も付属。「備州長船助次」の銘があり、長船派刀工による確かな作と見られる。姿・状態ともに優れ、鑑賞・収集に値する逸品。価格は92万円。