B4050 53万円 忠廣

 さび、刃こぼれなし。鎬造。庵棟。小糠肌。直刃に足入る。中切先。生茎。栗尻。銅ハバキ。黒塗ツヤ鞘。丸形鉄ツバ。「肥前国住近江大掾藤原忠廣」。

肥前とは、今の長崎県です。忠広は、新刀の祖です。

 

2025年6月27日

F4053 48万円 無銘

 さび、刃こぼれなし。平造。板目詰む。浅い互の目乱れ。大切先。生茎。栗尻。銀着せ祐乗ハバキ。1/3朱刻み2/3黒刻み変り合口拵。縁金と鯉口を合わせるとツバのように見える珍しい短刀。

つば、鞘ともに、手の込んだ、芸術品です。

この短刀は、刃に錆や刃こぼれがなく、状態が非常に良好である。平造りで、板目肌が細かく詰み、浅い互の目乱れが上品な美しさを醸し出している。切先は大切先、生茎で栗尻の形状を持つ。銀着せの祐乗ハバキが用いられ、品格を感じさせる。拵は変わり合口造りで、鞘の1/3が朱刻み、2/3が黒刻みとなっており、斬新な意匠が目を引く。特に縁金と鯉口が組み合わさることで、まるで鍔のような形状を見せる点は極めて珍しく、工芸的価値が高い。鍔や鞘には手の込んだ装飾が施されており、どちらも刀装具としてのみならず、芸術品としての趣も備えている。この短刀は、実用と美術が融合した逸品であり、所有する喜びと鑑賞する楽しみを併せ持つ、極めて稀少な存在といえる。400字

2025年6月11日

C4074 35万円 関一文字

 さび、刃こぼれなし。鎬造、庵棟。無地肌。みごとな鮮明小互の目続く。中切先。生茎。栗尻。銀ハバキ。昭和13年制定陸軍制式軍刀。(通称九八式)。表「関一文字」と関の刻印。裏「昭和18年」。

拵えもほとんど、欠点なく、得難い軍刀です。

 この軍刀は、昭和13年に制定された陸軍制式の九八式軍刀であり、保存状態が極めて良好です。刃は錆びも刃こぼれもなく、鎬造り・庵棟の造りで、無地肌に鮮明な小互の目が続く見事な仕上がりです。中切先を持ち、茎は生ぶで栗尻形状、銀ハバキを備えています。表には「関一文字」と関の刻印、裏には「昭和18年」とあり、製造年も明確です。拵えにも大きな欠点はなく、現存する九八式の中でも稀少で、収集価値の高い一振りといえます。

 

 

 

2025年6月5日

B4070 41万円 無銘

 さび、刃こぼれなし。鎬造、庵棟。無地肌。直刃乱れて互の目かかる。中切先。生茎。栗尻。銀色祐乗ハバキ。責金、石突付若狭塗鞘。丸形高肉金象嵌入鉄ツバ。

高肉彫とは、文様を高く浮き上がらす技法です。刀身はきれいで、拵えは、豪華な太刀風です。

こんなに、いい刀が、41万円とは、お買い得です。

さびや刃こぼれもなく、鎬造・庵棟のしっかりとした造り。無地肌に直刃が乱れ、互の目がかかるなど見どころの多い一振りです。中切先で、茎は生ぶ、栗尻。銀色祐乗のハバキを備え、責金・石突付きの若狭塗鞘が美しい。丸形高肉の鉄ツバには金象嵌が施され、彫りの立体感が際立ちます。高肉彫とは文様を高く浮かび上がらせる技法で、本作の華やかな装飾に寄与しています。刀身の保存状態も極めて良好で、拵えは豪華な太刀風。これほどの出来映えでありながら、41万円という価格は非常にお買い得です。刀剣愛好家にとっては見逃せない一振りといえるでしょう。

2025年6月3日

A4010 52万円 吉綱

さびや刃こぼれはなく、健全な状態。鎬造・庵棟にして、板目が詰み、地鉄がよい。刃文は大乱れで華やか。小切先・大丸の姿で、時代感がある。茎は生ぶで栗尻、金色二重変りハバキ付き。「藤原吉綱」銘は真銘と認められ、日本美術刀剣保存協会の保存刀剣鑑定書付きで信頼性が高い。状態・姿・出来ともに優れ、欠点は見当たらない。鑑賞にも所持にも価値がある優品。

さび、刃こぼれなし。鎬造、庵棟。板目詰む。大乱れ。小切先。大丸。生茎。栗尻。金色二重変りハバキ。「藤原吉綱」。日本美術刀剣保存協会保存刀剣鑑定書

ほぼ、欠点がなく、銘は、ニセモノでなし。日刀保が保証しています。

2025年5月26日

B3908 77万円 助包


さびや刃こぼれはなく、板目に杢がかる地鉄に鮮明な湾れ刃文を焼く。金着せのハバキを備え、白貝を散らした変わり塗りの鞘が美しい。鳥図の丸形透かし鍔を付す。表に「助包」、裏に「□永八年□月日」の銘あり。保存状態良好。

2025年5月23日

R7 5月17日 土曜日 新入荷 冒頭文

1 7振り、脇差 11振り、計18振り入荷。

2 珍品はなかった。

3 20万円以下の脇差、30万円以下の刀が、多く入った。直ぐにうれるでしょう。

4 当社のカタログの表紙を飾る様な、高価な刀が、入らず残念です。

刀7振、脇差11振の計18振が入荷しました。今回は特に珍品と呼べるものは見受けられませんでしたが、20万円以下の脇差や30万円以下の刀が多数含まれており、早期に売れることが期待されます。ただし、当社カタログの表紙を飾るような高価な刀の入荷がなかったのは残念です。

 

 

 

 

 

 

 

2025年5月22日

B3647号、価格88万円の日本刀「守光」。

さびや刃こぼれはなく、板目肌が流れ、直刃に小互の目が交じる美しい刃文が特徴。中切先で、生茎・栗尻。銀着せのハバキを備え、柄は黒塗鮫皮に巻革仕立て。黒塗鞘が付属する。「守光」の銘と三ツ頭、刃文も鮮明で保存状態良好な一振り。

2025年5月21日

B3128 価格91万円 清光

B3128 価格91万円。刀匠「清光」による加州刀。鎬造で板目肌、湾れ乱れの刃文を持ち、さびや刃こぼれはない。生茎で栗尻、金色のハバキに丸透かしの鍔、黒ツヤ鞘と白鞘が付属。美しい造りと保存状態を誇る。剣女子の間で人気を集めるヒーロー的存在。

2025年5月20日

B3586 92万円 助次

さび、刃こぼれなし。板目流れる。湾れに互の目交じる。生茎。栗尻。三ツ頭鮮明。銅ハバキ。茶塗ツヤ鞘。六角鉄ツバ。下緒付。「備州長船助次」。刀身77.5cm。こんな長い日本刀は珍品。

備州長船助次作の日本刀。刀身長77.5cmと長寸で希少。刃文は湾れに互の目交じり、地鉄は板目肌が流れ、美観に優れる。茎は生ぶで栗尻、三ツ頭の鑢目も鮮明に残る。保存状態も良好で、錆や刃こぼれは見られない。拵えは銅ハバキ、茶塗ツヤ鞘、六角形の鉄鍔を備え、下緒も付属。「備州長船助次」の銘があり、長船派刀工による確かな作と見られる。姿・状態ともに優れ、鑑賞・収集に値する逸品。価格は92万円。

 

 

2025年5月14日